
暖かくなったり、また寒さが戻ったり。
春が近づく足音を感じる、気温の揺らぐ日々です。
私たちは「何を着よう」と悩みますが、虫たちはそろそろ目を覚まし、活動を始める頃なのでしょうね。
先日、ご常連様から「虫」にまつわる豆知識を教えていただきました。
アンティークの小さな時計のことを「南京虫」と呼ぶことがあるそうです。
ご本人は「時計を虫と呼ぶのは…」とおっしゃっていて、確かにと思わされました。
そういえば、日本語学者の金田一春彦先生の著書に、虫についての記述があったことを思い出し、本棚から引っ張り出してきました。
さすが言葉のプロ。
センスのある洒落た文言「虫のいい話」から始まります。
先生の言葉をまとめると、日本語では「虫」という言葉が日常の中でよく使われます。
たとえば小さな子どもを「臆病な子」と言うより、「弱虫」と表現する方が、どこか愛嬌があります。
大人であれば、一つのことに夢中になる様子を「本の虫」「芸の虫」と表します。
さらに、自分の中に別の生き物がいるように、感覚や感情を表す言葉としても使われます。
「虫が好かない」
「虫の居所が悪い」など。
「虫」という言葉には、その人の内側で働く感覚や気配を表す意味合いが強い――と記されています。
「南京虫」の由来とは少し異なる話でしたが、自分にも調べたくてウズウズする「虫」がいることを知った、そんな余談でした。
写真は「てんとう虫」のsilver製ピアス
Vamos!!
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